ガルダローバミラノでは、YouTubeチャンネルにて、 イタリアの服をもっと気軽に楽しんでいただくために、日頃我々がご提案しているスタイルを配信しております。
動画内でお伝えしている内容を「読むYouTube」としてまとめてみました。
サクッと読めるブログ形式の記事ですので、動画を見る時間がない方はこちらで概要を掴んでいただければと思います。
もちろん、動画もぜひご覧ください!
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『vol.86|大人のショーツ選びのポイントとは?「裾幅」と「丈感」で見るガルダ的着こなし!』
大人のショーツの履き方
暑い夏には定番のショーツ。しかし、どうしても子供っぽく見えてしまう…そういった悩みから、ショーツに対して苦手意識を持っている方もいるのではないでしょうか。今回は「裾幅」と「丈感」に着目し、だらしなくない、そして子供っぽくない、大人のショーツの履き方をガルダローバミラノから提案させていただきます。
例えば、こちら、スタッフの私服コーディネート。上半身を白で統一し、フォーマルなものにしつつ、ショーツを着用することによって、ラフさを演出しています。スタッフが着用しているのは、PT TORINOのバミューダショーツ。裾幅は少し広めのものになっていますが、二回折り返すだけで、グッと軽快さが増します。
これからご紹介するのは、より裾幅の細いショーツになりますが、リラックス感を出したいときはこれくらい裾幅のゆったりとしたものもいいでしょう。大事なのはシーンに応じたコーディネートの使い分けです。
ラフで、なおかつ、大人っぽく
最初にご提案させていただくのは、きっちりとした街に出ていくための服というよりは、もう少し気軽な休日のドライブなどにうってつけのコーディネート。
ショーツは、通気性と着心地の良さに定評があり、暑い夏にはピッタリのシアサッカー素材のもの。丈は短めで、裾幅も細めのものになっています。これにジャストサイズかつシンプルなデザインのTシャツを合わせることによって、全体としてはラフな印象でありながら、だらしなくはなく、上質な大人の印象を醸し出すことができます。半袖短パンでも、上質感のあるアイテムを選び、サイズ感を間違えなければ、大人感を演出できます。
Tシャツとショーツがシンプルなデザインとなっているので、靴で遊びを入れるのもポイントです。このコーディネートではイエローベースのショーツに対して、ブラウンのカモフラ柄を差しています。また、サンダルや普通のスニーカーでは、少しラフになりすぎてしまうので、カジュアルかつしっかりとしたシューズを履くことによって、コーデ全体の締まりが出るでしょう。
ショーツの丈感
次にご提案させていただくのは、もう少しクールな、柄ショーツを使ったコーディネート。
上半身は全体的にスタイリッシュかつ抑えめにすることで、柄ショーツとのバランスをとっています。また、先ほどのコーデと同様に、靴でアクセントを入れましょう。全体的にブルーとホワイトの落ち着いたトーンですので、靴はあえてミントグリーンで映えさせます。バッグはコーディネートを邪魔しないよう、シックかつ大人感を醸し出されるものがいいでしょう。
また、こちらのショーツは裾幅は細めで、普通に着用すると、膝にかかるくらいの丈感になっていますが、一回折り返して、膝全体が見えるようにすることによって一気に爽やかな印象が増します。
パンツは、そのシルエットにあったジャストな丈感で着用できているかどうかで、印象が大きく変わります。もし折るのに抵抗がある方はお直しするのも選択肢の一つでしょう。またショーツに関しては、いつもよりワンサイズ大きいものを買って、腰回りにゆとりを持たせた上で、丈感・裾幅を気遣うというのもいいかもしれません。こうした選択肢の幅の広さもショーツの魅力と言えます。
大人のショーツ選び
最後にご提案させていただくのは、シャツと組み合わせるより大人っぽさを感じさせるコーディネート。
こちらは、前のコーデとは対照的に、柄シャツを着用していますので、ショーツはシンプルなものにして、バランスを取っています。シャツは細身の長袖のものを腕をまくって着用することで、爽やかさを演出しましょう。上半身にシャツを持ってくると、グッと大人感が増します。
これまでのコーデ同様に靴やバッグで全体のバランスを整えます。上の写真のコーデでは、ローファーにレザーのバッグを組み合わせることによって、柄シャツ+ショーツという「大人の夏」を感じさせるコーデをバッチリ締めています。もう少し遊びを効かせたいときは、色鮮やかなシューズにキャンバスのバッグというのもありかもしれません。都会らしい夏から、よりヴァカンスを感じさせる夏へと様変わりします。
ショーツがベーシックなものですので、シャツを色々変えて、遊んでみるのもいいでしょう。無地のシャツにすれば、より落ち着いた雰囲気が醸し出せますし、白Tの上にシャツを羽織るというのも、選択肢の一つです。
ショーツ選びのポイント
最後にご紹介したコーディネートのように、ショーツをベーシックなものにして、シャツなどで遊ぶというのも、もちろんいいですが、ショーツはロング丈のパンツに比べて面積が少ないため、普段は着ないような色や柄に挑戦できるというのも、その魅力の一つです。
普段は働いていて、休日や特別な日にしかショーツを着ないという方は、着回しや汎用性ということをあまり考えずに、ショーツを中心としたコーデを一つバッチリ決めておくというのもありでしょう。ただのボトムスとしてではなく、外しのアイテム、アクセサリーとしてのショーツと考えてみると、またショーツ選びの考え方も変わるかもしれません。
この夏をぜひ素敵なショーツで彩ってみてはいかがでしょうか。